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2017.04の記事一覧

2017.04.25

隠れたリスクを見える化する③

先週末は、現在発売中の週間文春。
「歯周病最新対策マニュアル」の著者。
吉野敏明先生の量子物理学を用いた東洋医学と西洋医学の包括的治療」セミナーに参加しました。

西洋医学では、健康か病気のどちらかしかなく、それに加え日本の健康保険の仕組みは、病気になった時に保険料が給付される「疾病給付」なので、病気の人が量産され国民医療費も増加するという現状が起こっています。

ワシントン大学元教授 のロイ・ページ先生は、「う蝕も歯周病も本来まれな疾患」だと言われています。

ただ、むし歯の穴を埋めるだけの対処的な治療だけ行っていると、歯を失うだけでなく、認知症のリスク、寝たきりになるリスクが増加します

むし歯の穴があく前には、前段階があります。
東洋医学でいう「未病」の状態。
歯の表面から、ミネラル分が抜け出した「脱灰」と呼ばれる状態です。

むし歯になる要因の1つに、食生活がありますが、チョコレートやアメを食べていなくても、炭酸飲料水やカルピスには、大量の砂糖が入っています。
砂糖をたくさん摂っていると、血糖値の上昇が起こり、糖尿病のリスクが上がります。
唾液検査をして、むし歯を避けられる可能性を調べることで、他の隠れている病気も見つけ出すことができるかもしれません。

歯科は、「痛いところ。苦手なところ。」と思われがちですが、定期的なメインテナンスに移行すれば、痛いことは何もありませんので、上手に歯科を利用して下さい。

カテゴリー:予防歯科 , 学会

2017.04.18

オフィスホワイトニング


当院でオフィスホワイトニングを2回行った患者さんの写真です。
歯に大きな負担をかけずに、白くすることができます。
来院した時のお口の中の状態によりますが、何も問題がなければ最短で2回で右のように、自然な白さになります。
前歯に詰め物やかぶせ物が入っている方は、また違った治療法になりますので、ぜひご相談下さい。

カテゴリー:審美治療

2017.04.11

隠れたリスクを見える化する②

前回からの続きです。

LDLコレステロール値が高いと起こる病気は、何があるのだろう?と思い、調べてみました。

コレステロールは人間の体に欠かせない脂質のひとつですが、増えすぎると血管壁に蓄積し、動脈硬化の原因となります。コレステロールには、悪玉(LDLコレステロール)と善玉(HDLコレステロール)があります。

悪玉が血中で過剰に増えるとコレステロールが血管壁に蓄積し、血管を詰まらせたり、動脈硬化を進行させます。
そんな動脈硬化は、静かなる殺し屋(サイレン卜・キラー)とも言われています。それは「動脈硬化そのものには自覚症状がない」からなのです。人によっては、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞を起こして初めて動脈硬化に気づくということも…。最悪の場合、治療を受ける機会のないまま、亡くなる方もいらっしゃいます。

歯科で扱う病気。
歯周病も動脈硬化の原因と考えられてるので、歯周病を発症しLDLが高い患者さんは要注意です。

動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、別の因子として歯周病原因菌などの細菌感染がクローズアップされてきました。

歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)が出来血液の通り道は細くなります。

プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり血管の細いところで詰まります。

口の中も綺麗に保つことが大切ですね。

シオノギ製薬のHP
http://www.shionogi.co.jp/wellness/diseases/dyslipidemia.html

日本臨床歯周病学会のHP
http://www.jacp.net/perio/effect/

カテゴリー:予防歯科
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