2016.06.27
厚生労働省 e-ヘルスネットより
メインテナンスで来院される患者さんに、「虫歯はありませんか?」とよく聞かれるのですが、歯を失う原因は、虫歯だけではありません。 『歯周病』も、歯を失う原因の半分を占めています。 歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
(臨床歯周病学会ホームページより)
虫歯も歯周病も、細菌の感染により起こる感染症ですので、予防することが可能です。 歯周病は、たくさんの原因と関連があることが研究でわかってきているので、症状を悪化させないことが健康寿命を延長する鍵となります。 歯周病向けの歯磨き粉やうがい薬を使っただけでは治らないので、気になる症状があった場合は、歯科へ来院して下さいね。
こちらもどうぞ参考にお読み下さい。
厚生労働省
e-ヘルスネット
歯周病
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth-summaries/h-03
PRESIDENT online 2015.5.31
歯の喪失2大原因引き起こす生活習慣
後悔しない「体のメンテナンス」
【3】虫歯と歯周病
http://president.jp/articles/-/15308